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台風一過 [人事労務]

(珍しく)予報通り、台風[台風]が首都圏を通り過ぎ
様々な爪痕を残してゆきました。
被害にあわれた方が多数いらっしゃいますが
早く従来の生活に戻ることができるようお祈りいたします。

さて、首都圏のメインとなる交通機関は
前日から翌日通勤時間帯にかけての規制をかけておりました。
翌日朝の9時~10時から順次規制解除にいたったわけですが
それに伴って引き起こされたのが、大混雑でした。

勤勉な日本人は、それっとばかりに一斉に仕事に向かうので
電車が動き出したところで、改札に入れず、電車に乗れないわけです。
私の知人の方は、千葉県の某市から飯田橋へ向かうのに
約4時間近くかかっておりました。
片道です。

このような予め多少の予想が付く事態の場合
・丸1日もしくは午前中休みにするのか
・是が非でも、定時出社を促すのか
・業務量などから、労働者の判断に任せるのか
・労働者の状況に合わせて、時差出勤を認めるのか
etc.
出勤の必要性についての方針を
せめて前日のお昼までには、企業は発信するべきでしょう。

夕方のニュースで取り上げられていましたが
日本を代表する、みんなも大好き某お菓子の会社さんは
社員に向けて、安全性の確認が取れるまで
急な出社を控えるようにといった発信を
前日にはされたそうです。
さすがです。(^^ゞ

業種によっては、休む=止まることを許されないことも、もちろんあります。
職場近辺への前泊などが余儀なくされるケースも出てくると思いますが
それも、労働者の自己判断にゆだねるのではなく
どうするのか、会社がきちっと方針を示す必要があると思います。

また、このようの自然災害に伴って
出勤が遅れたり、仕事が休みになったりする場合ですが
月給制、いわゆる正社員の方はまあよいですが
非正規、時給制の方はどうなるのでしょうか。
遅れた分の時給は削られてしまうのだろうか。
不安なことと思われます。
こういった場合、企業はやはり
不可抗力で遅れた分の6割を負担する必要があるでしょう。

言うは易く行うは難しではありますが。
そういった姿勢を示すことで
働く側の不安もだいぶん和らげることができるのではないかと思います。

自然災害と同じように、企業の労務管理のあり方も、備えあれば患いなしですね。
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